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リスク対策.com vol.39
- 号数
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目次・プレビュー
■巻頭インタビュー 秋冨慎司氏 互いが信じあえる危機対応システムの構築 災害現場からの提言 「助けたかった人がいた。助けられなかった人がいた。いや、助けにいくことさえできなかった。何時間、何十時間も。ヘリをください!何度そう叫んだろうか。通じない電話を何度かけただろうか。どこで、何人の人が助けを待っているのか、まったく分からなかった。助けられた人もいれば、助けられなかった人もいた。すべての人を救うことは不可能だった…」 2012 年2月に発行された、東日本大震災における岩手県災害対策本部の闘いを描いた「ナインデイズ」(幻冬舎、河原れん著)の一節だ。 モデルになったのは、医療班で指揮を執った岩手県医科大学付属病院の秋冨慎司氏。2005 年のJR 福知山線脱線事故での医療活動にあたり、以来、災害医療のプロフェッショナルとして数々の災害対応の現場を経験してきた。 日本の災害対応に共通した課題は何か。その克服への道は。 現場から見た危機管理の要諦を秋冨氏に聞いた。 ■特集1 レジリエントな街 建物 最前線の事例紹介 東日本大震災を契機に、首都直下地震が危惧される首都圏では、災害が起こっても事業途絶しない災害に強いオフィスビルのニーズが高まっている。 BCPを重視するテナント企業にとっては、耐震性はもはや入居ニーズの最低条件でしかなく、自家発電設備や情報通信設備、水洗トイレが72時間利用できるオフィスの提供が、大手デベロッパーの間では標準仕様と考えられている。 被災をしないように、防御を徹底するだけでなく、被災することも視野に入れ、その復旧などをいかに早めるのかという抵抗力と回復力を兼ね備えた概念が“レジリエンス”の意。 防災にとどまらず、被災を前提にしたまちづくりが進められている東北地方における震災復興や、帰宅困難者対策を含めた都心のまちづくり、最新のオフィスビルやデータセンターなど、レジリエンス最前線の取り組みを紹介する。 ◆企業の共助で都心を守り抜く! 大丸有地区まちづくり協議会 ◆既存60棟をBCP対応ビルに改修 三井不動産 ◆震災機に活力ある町へ再生図る 宮城県山元町 ◆多重防御、高台移転で人命を守る 宮城県 ◆揺れ、停電、洪水を防ぐ 三菱倉庫 ◆あらゆる災害被害を評価 野村総研 ◆燃料電池による新型電力サービス ソフトバンク ◆求められるレジリエントな心の教育 立命館大学経営学部 客員教授 小林誠氏 ■特集2 語り継げ災害対応 南海トラフ、首都直下地震への対策が急務となっている。 しかし、次に来る巨大災害はいくら事前にハード面の整備をしても 被災を逃れることはできない。 何も情報が入ってこない。 どこからどう支援の手を回せばいいのか分からない。 そもそも支援に回せるだけの十分な資材も人手も不足している――。 こうした状況の中、どれだけ迅速に対応をとることができるか、 真の危機対応力が問われることになる。 ◆ 次の巨大災害に教訓を生かせ 岩手県災害対策本部の戦い ◆機能を失った市町村を支援 被災経験が生み出した岩手県の行動マニュアル ● 震災の記憶を民話で伝える 庄司アイ ●シリーズ訓練革命 第5回 訓練の成果 ・株式会社ディスコ コスト、時間をかけず継続できる ・首都直下に備え代替輸送訓練 ●特別寄稿 ディナーパーティーとBCP 奥はる奈 ●災害時の通信手段 3.11の時、なぜPHSだけがつながったのか ●FORCUS 民間事業者の協力不可欠 帰宅困難者対策へさらなる理解求め ●連載 サマンサのBCP英語講