PDFマガジン
リスク対策.com vol.24
- 号数
- 24
目次・プレビュー
●巻頭 ・東日本大震災 問われるBCPの真価 想定を超える「巨大地震」。とはいえ、10m を超える津波は予期されていた。 震度5 強でパニックに陥った東京。電話の輻輳や交通機関の麻痺は覚悟できていたはずだった。それが・・・。 本誌リスク対策.com の創刊から2号目となる2007 年7月号で、東北大学大学院工学研究科の今村文彦教授は、三陸地方での地震対策について「最大の盲点は津波」と訴えた。 過去には、1896 年の明治三陸地震で死者2 万1915 名、1933 年の昭和三陸地震では死者1522 名、行方不明者1542 名の犠牲者を出すなど、三陸地方の津波は日本の災害史上に大きなつめ跡を残してきた。今村教授は弊誌インタビューの中で、最大10mを超える津波が押し寄せる可能性があることや、シナリオ次第で犠牲者の数はいくらでも大きくなることを指摘していた。今回の東日本大震災は、それらがまさに現実のものとなってしまった。 ・緊急アンケート結果 本誌では、3月11日午後2時46 分頃発生した東日本大震災について、地震発生当日から数日間における企業・組織の従業員の対応について、緊急アンケートを実施。計413 人からの回答を得た。 ●特集1 企業再生の現場 2度の不祥事から信頼を取り戻せるか!? 2度の不祥事により消費者からの信頼を失った企業が、再生に向け地道な体質改善活動を今も継続している。2000 年に低脂肪乳による食中毒事件を起こし、その2年後に関連会社が牛肉偽装事件を引き起こしたことで存続の危機にまで追い込まれた雪印乳業。あれから9年。今年4月には、一連の不祥事の直後に同社から分社化し、新たに設立された日本ミルクコミュニティ株式会社との合併を迎える。 同社のこれまでの信頼回復に向けた取り組みには、どんなリスクマネジメントの教科書にも載っていない企業再生の眼目が隠されている。一方で、新たに迎える合併には、企業文化や社員意識の異なる2つの会社が、過去の苦い経験を乗り越え、真のガバナンス(統治)を果たさなければならないという高い壁が待ち構えている。企業再生の現場を取材した。 ・インタビュー 大切なのはどう実践していくか 雪印メグミルク取締役 日和佐信子氏 ●特集2 法律こそ最大のリスク 海外進出企業の危機管理 ・海外進出のための法的リスクマネジメント 戦略法務をハブ展開 ・米国 訴訟大国の恐ろしさ ・中国 実は凄い訴訟社会! ・英国 知らねば門前払い ・海外進出企業の危機管理手法 まず氷山を避けろ! ●寄稿 海外進出企業を取り巻く 国際安全保障‘環境’と政治的リスク ●BCMに挑む 様々な脅威に対するBCPを策定/NTT スマートコネクト 豪雨きっかけに危機管理を強化/奥地建産 ●連載 ・内田久美子弁護士の社内リスク相談 弁護士/内田久美子 ・企業における危機管理と法律 弁護士/北 周士 ・あなたの組織の内部通報制度は機能するか? 弁護士/中村 勉 ・BCP 見直しの必須項目と解決策 黄野吉博 ・事業継続マネジメントの国際規格案を読み解く 勝俣良介 ・昆 正和のBCP 策定講座 組織になじむ事業継続管理(BCM)を目指して ・企業を揺るがした危機の真相 眞崎達二朗 ●データ 企業倒産の減少続く 2010年1月、2月の倒産状況 ●トピックス ・資産管理サービス信託銀行と古河電工がBS25999 認証取得 ・交通管制センターや東京ガス供給センターを視察 ・新生雪印乳業の取り組みを発表 第6回危機管理勉強会 ・風水害を想定した図上演習 東京